腰のためのストレッチが、やり方によっては腰痛を悪化させてしまいます。
腰痛予防のためにと思い立ってストレッチをしてみたものの逆に腰を痛めてしまったことはありませんか?
固くなっている筋肉を急にグイグイ伸ばしてしまうと筋肉は反発してしまうんですね。
腰痛といっても人それぞれ原因や痛い部分は違います。
それを固くなったり痛い筋肉を我慢して無理に伸ばしてしまうと余計に悪くしてしまうんです。
我慢強い人で「固くなってるから伸ばせばいいんだ」と、腰が痛む方向にガンガン伸ばしてしまったりする痛みに強い方もいらっしゃいます。
その時は楽になった気がする方もいらっしゃると思いますが、こういうストレッチが一番体を固くして腰痛を悪化させてしまうんです。
「イタタタ」といって腰を伸ばすようなストレッチは、体が拒絶するので余計に固くなってしまいます。
頑張り屋さんや我慢強い方に体が固い人が多いのも、無理したり我慢して溜め込んでしまうからなんですね。
息をつめて(息を止めて)伸ばすのも体を固くしてしまいます。
腰痛のストレッチの基本は、先ず痛くない方向(前後・左右・捻りなど)に深い呼吸をしながら少しずつ何となく伸ばしていくことです。
そして倒しやすい方が緩んだところで様子を見ながら痛い方を少しずつ伸ばしていく。
絶対に息は止めずに大きく深呼吸しながら、ジワ~っと吐く息に合わせて少しずつ何となく伸びてる程度でも体は緩みます。
体を温めてから出来ると更に良いですね^^
息を吸ってる時は体が緊張するので動きを止めてキープ
息を吐いている時は体が緩むので少しずつ伸ばす
これがストレッチの基本です。
遠回りなようですが、これが一番安全で早道なんです。
ストレッチさせる方向を考えると、前後の動き、左右の動き、体を捻る動きなどが伸ばす方向の基本になります。
前は痛いけど後ろは痛くない。
右はいいけど左は痛い。
左に捻るのと背すじを伸ばすのが痛い。
など、だいたいはこうして複合した痛みの出かたをします。
腰痛ストレッチのまとめです。
◎腰痛を悪化させてしまい体を固くしてしまうストレッチ
反動をつけてグイグイ伸ばす。
息をつめて呼吸を止めて伸ばす。
痛いところを無理に伸ばす。
◎腰痛予防のために体を柔らかくするストレッチ
息をつめずにゆっくり何となく伸びてるのを感じる。
まずは痛くない方向に伸ばす。
呼吸に合わせて少しずつ伸ばす。
続けていくコツは「辛くなく楽く気持ちよく」ですね。
腰痛予防のために少しずつ体を柔らかくしていきましょうね^^