怖がらずに自分を出せれば腰痛は解消されていく
弱い自分、出来ない自分でもいい。まずは自分で気づいて認めてあげること。
そして我慢せずに素直に出していければ、自然と腰痛は解消されていきます。
腰痛を起こす不安や怖れとは
単に何かが怖いとか、何かをすることが不安ということだけではありません。多くは、潜在意識の中にある不安や怖れ。本当の自分を出せずに、苦しい思いを重ねているのに、我慢を続けていて腰痛になっている方を多く見ます。
弱い自分を見せられない
出来ないと思われたくない
周りと違う意見や自分を出せない
そうやって無理して気を張り続けている、思ったことを出せずに自分を抑え続けている。出すことへの怖れや不安からの我慢が腰痛を生じさせます。
弱い自分、ダメな自分のままでいいよ、という話ではありません。
何かを高めたくて努力したり、克服するための我慢は、自己向上のために良い結果を生み出します。しかし、周りの目を気にしたり、他者目線の自分を作りたいための我慢は、続けていることで、心はもちろん体にも支障をきたしていきます。
分かってほしい
助けてほしい
本当の自分は違う
そう思っても出せない自分。
本当は、認めてほしい、気づいてほしい、分かってほしいって思っている。でも、本当の自分を出すことで否定されたり、築いてきた自分のイメージを壊してしまう怖れ。そのため素直に出せず我慢を続けてしまう。
気が付くと断れない、人に任せられない、強がって平静を装うことが習慣になります。それが気づかないうちに当たり前になってしまい、本当の自分を隠すことに慣れてしまう。そうやって潜在意識に隠されてしまった自分に気づかせるために、体はサインを発していきます。
本当の自分でいたいのに出せない怖れ、自分という存在(個性)を消滅させたくないという不安とも言えます。
不安や怖れなどの心理と腰の関係
東洋医学的には、「腎(腎臓)」の状態は腰に表れます。
不安や怖れという感情は腎を弱め、逆に腎が弱まっても不安や怖れを呼び起こす。こういったエネルギーの滞りが腰に表れてくるということです。
医学的に見ても、腎臓は腰のちかくにあることから、腎臓が不調になると表面にある腰に不具合が出ます。
腎臓は、血液をろ過して尿を作り、体に必要ない老廃物や塩分、水分を排出し体内の水分量を調節したり、ナトリウムやカリウムなど体液のバランス調整をしています。
自分の中の不要なものを手放して、中を調整する浄化作用を担っているのが腎のエネルギー。心の面でも同様に腎が受け持ちます。
この浄化が上手く出来ていないと、腎の不具合のサインとして腰に表れるということです。
滞る、止まっているエネルギーは、貯まっている水と同じく濁ります。川の水のようにスムーズに流れていくから、不要なものも海へ流して浄化してくれます。
同じように、体も心も流れがスムーズであることが、自己の浄化につながります。
ですから、体も心も滞らせないことが腎を高め、最終的に腰痛を解消していくことにも繋がっていくということです。
自分を出していくためにできること
不安な気持ちや怖れを消してくださいといって消せるものではありません。それを否定する必要はありません。
では、どうしたらいいのか。
さっきの川の流れと同じで、出せば(流していけば)いいだけです。
不安や怖れを自分で認めて素直に出していくことです。
怖い
不安
きつい
口に出していいんです。
でも、腰痛の頻度や状態の悪い人ほど、これを出すのに躊躇してしまいます。
以前の僕もこれが出来ず、腰痛を起こすことが度々ありました。幼少期にいじめられっ子だった僕は、強くなることを追い続けて、ずっと気を張って生きてきました。
弱い自分を見せる怖れ。みせたらあの頃に戻ってしまうんじゃないかという怖れ。気を張って生きているのが苦しくもありました。
だから出せない気持ち分かります。
はじめから無理して出そうとしなくていい
人に出せなかったら、まずは一人で口に出してみてください。
その時に気持ちが軽くなるのを感じてみてください。
それを感じた時に感情が浮かびあがってきます。その感情を解放してあげることが、とても大事です。出した後、心も体も軽くなっています。
そうやって少しずつ本当の自分を取り戻していくことで、腰痛から解放されていきます。
関節的なアプローチ法で出せる自分を作っていく
「断捨離(だんしゃり)」は、おすすめです。まずは自分の部屋から。自分の部屋(家)は、自分の中を映し出しています。
自分の部屋を整えることで、流れは大きく変わります。
過去に執着せずに「今」に目を向けることが大事です。その中で、今に必要なものだけ残して部屋をシンプルにしていくこと。
溜め込んで処理できないと室内の流れは滞ります。腎の話と同じですね。
まだ来ない未来に不安や怖れを抱くのではなく、今自分が必要なもの以外を手放していくこと。気負いや我慢もゆるめてシンプルな自分になっていくことです。
本来の自分でいることを怖れずに出していく。そうすることで体も心も浄化され「腎」のエネルギーは高まり、腰痛も自然と解消されていきます。
それが、あなたの未来をより良いものへと変えていきますよ。
まとめ
今の本当の自分に気づき認めてあげる
他者目線の自分にならなくていい
一人で弱音を口に出してみる
部屋の状態は自分の中身。だからこそ浄化のために断捨離をしてみよう
今目の前のことへ意識を向ける