坐骨神経痛の予防は温めるだけでいい?
この寒い時期、坐骨神経痛の方は辛いですね。
坐骨神経痛に限らず冷えで神経痛がひどくなる方が多いです。
坐骨神経痛は温めると予防になったり軽くなったりすると言われます。
「それなら、温泉に行ったりお風呂で温まるようにしよう」
間違いではありません。
しかし、中途半端に温めると余計に痛みが増します。
なんででしょうか?
それは体の表面しか温まらないからです。
特に熱いお風呂が好きな方は、パッと入って汗をかいて温まった気がします。
でも、それでは表面が温まっただけなので変わらないんですね。
それだけだと風呂上がりに水分が蒸発していき、逆に急に冷えてしまい坐骨神経痛がひどくなってしまいます。
体の温度変化の差が激しいほど、神経痛の痛みの出かたは強くなります。
坐骨神経痛の予防で一番大事にしてほしいのは「保温」です。
急に温めたり、急に冷やしたりしないように、まずは保つように心掛けるのが神経痛予防のコツです。
温めるときは体の芯から温めるようにすることをお勧めします。
入浴に関しては10~20分ぐらい入れる温度にしてジワッと汗をかけるぐらいにします。
(※重篤な症状や持病をお持ちの方は医師に相談されてから行ってください)
足湯してから入浴できたら更に良いですね。
部屋で足湯して温めてから入浴すると深部まで温まります。
今の時期の浴室は寒いので、入る前に浴室全体を温めてから入ってくださいね。
入浴の後は暑いからと言って覚まさずに、体の熱を逃さないように保温してください。
冷え性もある方は、寝る時にホットカーペットやホカロンで温めるのはお勧めできません。
それよりも湯たんぽの方が良いです。
湯たんぽだと冷めてくるから、お湯の入れ替えが面倒だと思いますよね?
しかし、持続的に同じ温度で温め続けると低温やけどの心配もあります。
何よりも同じ温度で長時間温めると、熱に慣れてしまって体が鈍くなってしまいます。
それに頼ってしまって自分で熱を発する力が衰えてしまうんです。
湯たんぽは温かく徐々に冷めていきます。
この自然な温度変化が体に良い効果を与えます。
お風呂は粗塩を大さじ3~5杯ぐらい入れて入浴さると、保温と保湿効果があるのでお勧めですよ^^