呼吸が浅いと体は固くなります。
とくに背中や肩の張りにも影響してきます。
この記事でも書きましたが、呼吸が浅いと緊張状態が続き体が緩む時間が少なくなってきます。
呼吸するというと入れる(吸う)ことに意識がいきがちですが、出せば自然に入ってきますので吐くことに意識を向けてくださいという記事です。
・・・でも、この記事で書いてあるのは体だけに目を向けた話。
肩や背中が頻繁にある方は、こんなことにも目を向けてみてください。
呼吸だけに限らず「出す」ということが大事です。
心の面で観察してみると、肩や背中の張りが頻繁にあって睡眠の浅い方の傾向が見えてきます。
それは「感情」の抑制。
自分の感情を止めてしまったり、感じないようにしたり我慢してしまったり。
例えば、怒りそうになった時に大きく息を吸って止めて自分を落ち着かせたりしませんか?
笑ってはいけない場で笑いそうになった時や涙をこらえる時にも息を止めたり歯を食いしばったりしますよね。
こういった動作からも分かるように、感情と呼吸という動作は大きく関係しています。
日本では古くから「我慢することが美徳」みたいな風潮があるので、人前で素直に感情を出すということが憚られる(はばかられる)傾向にあります。
弱音を吐けない。甘えられない。頼れない。
そんな我慢から感情を抑え込んでしまうことに慣れてしまうと、呼吸を抑え込む癖が徐々に呼吸を浅くしてしまうんです。
そして抑えてしまうから身体の症状や他のところへとシワ寄せがきてしまいます。
エネルギーは全てが一定でバランスを取り合っているので、どこかを抑えるとどこかが出てきます。
ふくらんだ風船の一部を抑えるとどこかがそれと同じ分だけ膨らむのに似ています。
我慢するから他者へ我慢を求めてしまう。
我慢して満たさないから他のことで満たそうとしてしまう。
自分に自由を許して自分を認めていければ、人の自由を許し認められる。
そうすると余計なストレス溜め込まないで済みますね。
「息苦しい」は「生き苦しい」。
自分が自由だから人の自由も許せていける。
抑えられた風船ではなく、ふんわりと丸く柔らかい風船のように飛べるような毎日にしたいですね^^
僕自身が実際に実践してきたから言えることですが、独りで我慢して頑張っていた時よりも自然と上手くスムーズに物事が回るようになりました。
そして自分一人の知恵だけじゃなく、他の知恵も得られるので自分自身が得られることが増えていくんですね。
一人ではなくパートナーと築く、家族で築く、友人知人と築く。
こうして支え合うからこそ喜びも倍増していくんですね。
肩や背中が頻繁に張ってしまう方、息苦しさを感じたりする方は、ふだん意識しない呼吸を観察してみてくださいね。
そして自分の感情というものに少し目を向けてみてください。
☆今日のポイント☆
「感情を溜めずに自由に素直に出していく」
身体が先か、心が先か・・・