便秘を改善していくために
緩むと出る。
力むと出ない。
体だけでなく、心の状態も同じように作用します。
自律神経には内臓や器官を活発にさせたり抑えたりする役割があります。
交感神経は、精神的に興奮や緊張の時に働く。
スポーツする時など活動する時に働く神経。
心臓や呼吸器など、循環を促進して体を温めたり、筋肉が急な収縮(力を入れられる)が出来るように程良い緊張状態を作って動きやすい状態にしていきます。
副交感神経は、リラックスしたり緩んでいる時に働く。
休養や栄養補給などの時に働く。
胃腸や排せつなどの消化器官や泌尿器系なども、活動が促進されていきます。
つまりリラックスしているほどに腸は活発に動いてくれるという訳。
交感神経と副交感神経の作用を参考までにいくつか挙げると、
器官 交感神経 副交感神経
唾液 濃く少量 薄く大量
心臓拍動 促進 抑制
気管支 拡張 収縮
血圧 上昇 低下
消化液 減少 増加
血糖 上昇 低下
があります。
で、消化管はリラックスしている時に活発に動いてくれる。
気持ち的にリラックスや緩んだりしづらい人が便秘になりやすいということ。
なぜ、緩めないのかな。
気持ちを緩ませない原因は何だろうか?
弱みを見せられない。
弱さを見られたくない。
ダメなところを見せられない。
〇〇でなければならない。
人に迷惑をかけられない。
そんな気張りが交感神経ばかりを優位にしてしまい、自律神経のバランスを崩し便秘にもつながっていく。
弱くても大丈夫。
完璧なんてない。
こうしなければならないもいうことはない。
人はどう生きてたって誰かには迷惑をかける生き物。
引き締まるのと同じように緩むこともバランスを取れば、自律神経もバランスを取れるんだよ。
体も心も整えられる。
バランスをとるとは、こういうこと。
活動と休息
強さと弱さ
体と心
男性性と女性性
温冷
こういった陰陽というか両面、両極というか、誰もが持つ表裏みたいなもののバランスが大事になる。
便秘の人は、もっと緩む時間(副交感神経が優位になる)が必要ということ。
緩むというのは心身ともに休めること。
休んでるつもりでも頭が休んでなければ休んでいないのに等しいんだよ。
もっともっと調和していけるように。
いろんなバランスをとっていけるようになると、自然と便秘も改善されていくよ。