慢性の痛みや症状の源泉に触れる
腰痛にしても、寝違えにしても、痛みが出ても放置してたら直ぐに治ったという経験があると思います。
これはね、痛みや違和感が出たりすると他の場所が補ってくれるからなんだ。
体が連動してバランスをとってくれている。
ここでちゃんと整えておけば、次に同じ痛みが出ても直ぐに治っていく。
もし、我慢して放置したままなら?
次に痛めた時には、最初に請け負ってくれた他の場所が補えずにまた別の場所が補うことになる。
(※「場所」という例えで分かりやすい形にしてお伝えしてます。場所や部位とかでない、エネルギーで補うなど、ケースにより様々です)
繰り返すたびに、また他の場所というように、次から次へと蓄積していく。
そして、行き場がなくなってしまうと、治りが悪くなる。
ここまで行ってから治療しても、最後の最後の(というのは例えだけど)部分が軽くなるだけで、その前の部分が変わってないから直ぐに繰り返して出てしまう。
あるところを境にそれは内部にまで影響し、代謝異常や内臓疾患なども作っていく。
そうやって絡み合ってしまったものを遡って一つずつ整えていけばどうだろう。
その源泉に辿り着くまで、絡まってしまった連動を紐解いていく。
そうすれば繰り返す症状から脱け出していく。
その根本の原因は、初めに出た痛みや違和感ではない。
一番初めの一滴は、感情とか気持ちの抑制、生理的な欲求の抑制という、一見、体の症状とは繋がらないと思われるようなことから始まる。
なにが自分を抑えてしまったのか。
自由に出せない自分の気持ちや思い、感情は何からなのか?
その源泉へと紐解く作業。
その人の持つ性質や体が発するサインが、どういった内面から生み出されているのか。
整体的な視点、東洋医学の陰陽五行から見る体と心、感情のバランス、その人の持つ性質や悩みなど、トータルして紐解いて、体と心の双方を同時に整えていく。
体と心は別物ではない。
だからこそ、別々に見ずにトータルで読み解いていく必要がある。
その根本は、本人でも気づかない無意識に仕舞い込まれていることが多いから。
そうやって自分が当たり前にしているから気づきにくい意識。
体が緩み、心が緩み、少しずつ見えてくる。
そのためには、まずは痛みを緩めていき、体も心も楽になることから始まる。
自分を大事にすること、緩むことを自分に赦していきましょうね。
そして、しなやかな体と心は、いろんなことを解消していってくれるよ。