歪みこそバランス
歪みがなく、きっちり左右のバランスがとれた体なんてほとんどない。
今の医学の視点は、すべて今あるデータの平均値。
左右均等にある部分に関しては、すべて均一にバランスが整っている状態が良いという考えにある。
そういう視点から、歪みが良くないと思い込んでいる人は多い。
片方の脚が短い
片側の肩が上がっている
体が捻れている
背骨が曲がっている
首がストレートになっている
などなど。
そして、その歪んでる身体を直そうとして矯正しようとしてしまう。
しかし、それはバランスを取るための歪みだったりもするから、矯正することで余計に保てなくなってしまう。
身体は常にバランスを保とうとしているだけなんだよ。
片方が滞れば反対がフォローする
痛みが出たら、それをサポートするように体を歪ませて緩和する
緊張するから緩もうとする
力が足りないと思うから力む
そうやっていろんなバランスを取り合っているのが身体。
それをその時の一瞬・一部だけ切り取って見ていくのが今の医学。
どこかの血流が滞っているから押し流そうとして圧を高めるから血圧が上がる
今不要なものが入ってくるから嘔吐したり腹を下したりする
体内に入ってきた細菌を免疫が追い出そうとして熱を出す
体ってそういうもの。
かっこいい人を見てドキドキ心拍が上がるのは心臓が悪いからじゃない
大きな失敗をして青ざめているのは血行不良ではない
更年期とは、今までみたいに若い心身の使い方では更に年期を重ねるのが辛くなるよってサインを出すのが更年期症状
そうやって、気づかせるためだったり、心身の表れだったり、何かを緩和するために身体はバランスを取ったり異変を起こす。
だから、なんでもかんでも不安にならなくていい。
気づいたら、それを上手に経過させてあげるように努めればいい。
そうやって知らせるためのサインでしかないんだよ。
そのサインから自分に気づいて認めてあげるだけでいい。
歪んでるって否定するから個性を出せない
歪んでるって悩むから個性を抑えてしまう
今のあなたの状態や、今の「あなた」という形は、そのままで良いんだよ。
人と違うことを怖れることなんて何一つない。
すべては上手く運んでいる。
すべては調和のためにバランスをとっているんだね。